知らない名前の梨を食べる
梨が好き
先生は行きつけの激安スーパーがあります。
そこは『タチヤ』という店で名古屋市内近郊に何件かあります。
その店で先生がねらうのは果物。安い。
ちょっと量が多いけど。
果物の中で先生は梨が大好きです。
あんなに美味しいものが自然界に存在するなんて
神さまに感謝せずにはいられません。
その日も梨を買いに行きました。
果物売り場に行き、梨を品定めしていると
『キズ250円』のシールが貼ってあり
4個入りの梨が目に飛び込んできました。
先生の頭の高性能コンピューターが
超高速で割算を開始します
250円÷4個=62.5円
1コ62エンニナリマス
(コンピュータボイスで読んで下さい)
なんと安い安い安い!
素早くカゴに入れ、その他の買い物をして帰宅。
サンセーキ?3世紀?
晩ご飯の後、冷蔵庫でしっかり冷やされた梨を
ルンルン気分で取り出します(ルンルン気分って古い少女漫画的でいい表現)
パックを見ると、カタカナの字で
『サンセーキ』って書いてあります。え?何?
サンセーキ?→3世紀?そんな品種あるの?
先生20世紀という品種は知ってけど3世紀は知りません。
3世紀っていつだよ!卑弥呼のあたりか
そんな古代の梨を買ってきてしまったのか!
安いのはそのせいか!
とネガティブな感情に襲われながら(おおげさ)皮をむき
試しにひと口食べました。
品種改良する前の原始的な味がするかと思ったら、、
うまい
知ってる梨の味がする。何で?3世紀のくせに!(失礼)
そこで検索(良い時代だヨ)
現代のコンピュータによりはじきだされた回答は
3世紀と先生がかってに頭の中で変換してただけで
『サンセーキ』が正しい表記みたい。
袋を被せずに育てた20世紀梨との事でした。
サンセーキのサンはおそらくSUN。
太陽の事だと想像される。
またひとつ先生のおかげで賢くなれましたね。
ヨカッタヨカッタ(なんだそれ)
子供の頃、食後に出してくれた梨。
お腹いっぱいなのに、梨を食べ過ぎて
よく苦しくなっていた。
苦しくても食べちゃう梨の美味しさよ。
死ぬ前に食べたいものをよく機材車の中で
話し合う事があるのですが、
先生は梨も候補にあがっています。
先生『スマン、、ゲホッ、、
サイゴニ、、サ、サ、サンセーキをクレ、、』
そこにいた人『サンセーキ?何それ?知ってる?』
『さぁ?』『そんな名前の食べ物知らない』
先生『ニ、20セイキノ、フ、フクロヲ、カ、カブセ、、ズ、、』
バタリ(死ぬ)