花と宇宙とワタシ

仕事柄、車をひとりで運転する事が多いです。

運転中、流れる風景を見つつ色々考え事をするのが好きです。

調子がいいと思考の海にぐんぐん深く沈むような感じがしてとても心地いいです。

どうでもいい事だと思っていた事もどんどん考えていくうちに、自分でも意外なところにたどりつけたりしもます。

何を考えても誰にも迷惑をかけないのが考え事のいい所です

 どんどん自由に自問して

きままに自答します。

例えば今日はこんな事を考えました。

子供の頃、親に「宿題しなさい」とか「◯◯しなさい」的な話をされると、

なんか不条理だなーと思った。

生まれてきたくてこの世に生まれてきた訳じゃないのに。

親の勝手で産んでおいて、さらに勉強しなさい！ってそれ親の勝手すぎるでしょ。

勉強に限らず、人間の生きるうえでの、めんどうな事の全ては、

生まれてこなければ味あわなくて済んだのになー。

うむ確かにそのとうり！（自問自答の声）

親は子供にそこの所をいっかいちゃんと謝った方がいい。

『私達の勝手な希望でおまえを産んでしまって、色々とお前に苦労かけるねー本当にごめんな」と。

そんな親がいたらカッコイイのではないでしょうか。とても素直に。

ちゃんとそこから謝ったほうがいい。

手紙でもいいから。

そのうえでどうして勉強した方がいいのかプレゼンして欲しい。

勉強するメリットはこうこうこうで。しないデメリットはこうこうこうだよ。と

本気で対策していこう！と

いやちょっとまて！（自問自答の声）

確かに自分は生まれ来たくて生まれて来たわけじゃない。

親の勝手で生まれてきたのも事実だけど、

その親も、またその親の勝手で生まれてきたわけだから、、

そうなると、親の勝手の勝手の部分は本当に勝手なのか？

そういう疑問が湧いてくる。

自分にも誰に教えられた訳でも強制された訳でもなく

異性を好きになる気持や性欲はある。

これって不思議。

するとこの子供を生むという事は（性欲や気持も含め）

誰も本当の意味で自主的にしている事では無いのでは、、

人間だけじゃなく

花も鳥も蝶も、、みんなきっとそう。

自分の種を増やそうとしているだけ。

ならば、親の勝手という言葉ではこの事を語ることはできないかも。

全ての親が思慮深く、自分の子供に苦労をかけまいと、子供を生む事をやめていたら

人類は滅亡していたわけだから。

そうかそうか（自問自答の声）

もうどうしょうもなく大きな力が働いているのだな

宇宙の摂理、自然の法則、神の力とか色々な言葉があるけど

もうこの世に自分がいる事は

親のせいだけど、親のせいではないのか。さっきは中２みたいに怒ってゴメン！

あの人の事が気になって夜も眠れないとか。

大好きなあの人と結婚して子供が欲しいとか。

あいつ浮気しやがって殺す！とか。

そういう気持は個人でどうにかできるレベルの小さい話ではないのだ。

自分の種を増やすという大きな力のせいなのだな。

もとから全部不条理なことなんだなと。

どうにもならないから、どうにもならないこの気持だからこそ

歌にしたり文学になったりするのだなと（かっこいい）

そう達観しそうになった所で

また自分の声。

しかし俺は戦うぞ！この結婚したり子供欲しいという気持ちは

宇宙の陰謀なのだ！

自分が子供の時に考えた、「親の勝手で産まれてきて、苦労するのはこっちなのに！

何で生んだんだよ！」のクレームを自分だけは忘れないぞと！

タイムマシンで時間をさかのぼり何度も何度もやり直しても

「子供を産んでしまう親」の世界線を止めようとしてる感じ。

なんでみんな分かってくれない！

このように

嘆いたり達観したり、悲劇のヒーロー気分になったりしながら、運転してるのです。

いいの！考え事は自由だから。

こういう事を熱心に人に話すとノイローゼ扱いされますのであまり言わないようにしてます。

あ、機材車の中ではこんな話をしてるか。

 ちなみに先生にも結婚願望はあります。

不条理（ふじょうり）は、不合理であること、あるいは常識に反していることを指す。英語の absurd、フランス語の absurde、ドイツ語の Absurdität の訳。これらはいずれもラテン語の absurdus を語源とする。このラテン語の意味は「不協和な」(cf. Cicero, De Oratore, III, 41)。

不条理とは何よりもまず高度の滑稽である。なんらかのものあるいは人とうまく調和しないことを意味する。不条理とは通常の予測を外れた行動または思想であり、不条理な推論とは非論理的な推論である。