ひとり暮らし先生

ひとり暮らし歴がやたらと長くなってしまい、無駄に生活のノウハウだけが積み上がってしましました!

知多半島へ!カブ旅行。前編

タイピングの快楽と罠f:id:hitorisensei:20161024102436j:image

10月17日、月曜日の朝。休日。

窓の外はザアザアと秋雨が降っていた。彼はパソコンに向かいブログを書いていた。

 キーボードを押す動作は脳内のどこかを刺激するのか、彼はあきらかにブログハイになっていた。雨という環境も作業に没頭できる要因のようだ。

集中し2時間程でブログを書き終ると、雨はあがっていた。

さっぱりした気分で冷蔵庫の中から出した麦茶をゴクリ。ひと仕事終えたという開放感が彼を高揚させていた。

よし、どこかへ出かけよう

そうつぶやくと熱い気持ちのまま彼は楽天トラベルを検索した。

行き先は名古屋から程良い距離の知多半島の先端、師崎に決める。

素泊まりで3000円くらいの民宿を押さえた。ちょうどいい値段だ。

5分後彼は愛車にまたがって走り出していた。

 

まるで 秋風が彼の背中を優しく押すように

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近いけどあんまり行ったことがない知多半島へ!

ダサ小説風に書き出した知多半島旅行がいよいよスタート!

ここからはいつもみたいに書くからね!ツイテコイヨ

雨が止んだら晴れると思ったけど全然晴れないよ!

寒くなりそうなので、Tシャツにトレーナーとウインドブレーカーを着て

いざ出発進行!(古っ)

 

自宅から302号線で南下、東海市で55号線に入りさらに名鉄沿いに南下する(国道の番号で道を説明できる大人ってかっこいいでしょ)

名鉄沿線は荒れ狂ってる(ホメてるよ)そういう景色を愛でながら進む。

 80年代風のデザインの本屋。しびれちゃうこの感じ。

 

連続スナック(と勝手に名付けた)いい感じにすさんだ飲食店のかたまり。(だから、ほめてるよ) 

 

 

 

 いいロゴ。(ファンシーロックだね)

連続スナックは消えゆく昭和の文化建築なので見つけしだい撮影するぞ。

(連続スナックの写真展したい)

新美南吉生家へ

 しばらく走って行くと『新見南吉 生家』の看板。

新美南吉(にいみ なんきち、1913年7月30日 - 1943年3月22日)は、日本児童文学作家。本名は新美正八(旧姓:渡辺)。愛知県半田市出身。雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出。結核により29歳の若さで亡くなったため、作品数は多くない。童話の他に童謡短歌俳句戯曲も残した。彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、南吉の死後もその作品を広める努力をした。

愛知県出身の作家のせいか、小学生の頃、道徳の教科書で何度も『ごんぎつね』を読んだ。(正しくは読まされた)

郷土のスターのお宅です。これは一度しっかり挨拶しておかないと。

こちらが生家。無人で無料解放中。さすが南吉(さん)太っ腹。

 

 生活の品を展示。郷土資料館的な内容。

 

 建物の奥に地下みたいな空間があり、正面から見る印象よりも面白い建築物だった。

記帳ノートがあったので最後に書いておきました。

 自分の字を見て、あらためて頭悪そうな字だと思った(中途半端に下手)

半田市/新美南吉の生家

さらに南下。

 左手に海を見ながら走る。鼻歌でZI:KILLを全力で歌う。ジャスティーンデザーターン♪海に全然あわないけどいいの!ひとり旅は自由だから

zi:kill "DESERT TOWN" "HERO" - YouTube

 

 ここでトイレ休憩。魚太郎 。日本中にありそうなストレートなネーミング。

 

 中は新しく綺麗です。干物などを見て、お腹がグーグー鳴りだす。

空腹で行っては危険なところ、何でも欲しくなるから。

知多半島の先端、師崎港に到着

 のんびり3時間くらいかけて到着した師崎港。堤防わきにカブを止めて、海を見る。

むこうに日間賀島が見える。(太平洋ベルトのドキュメンタリーDVD『海っ子NOW!②』で旅行した島)曇っている海もいいな。落ち着く。

 

ふらふらしながら本日の宿。港の食堂兼民宿『寺下』に行く。

80歳過ぎなのに、とてもしっかりしたおかみさんが部屋まで案内してくれた。

 

民宿らしい部屋。布団がしいてある。これ好きなタイプ。窓の外には漁港が一望できる。先生の大好きなブログ『日本ボロ宿紀行』的ないい意味での安宿感

日本ボロ宿紀行

お風呂も沸いているとの事で、素早くひとっ風呂いただきました。

知らない港町の知らない民宿で知らない天井を見て入る風呂の開放感よ。

しっかり温度管理機能の付いたお風呂でいい湯加減でした。

 

体が温まって元気になった。いいぇー(港ハイです)

堤防の横をテクテク街歩き。

 

堤防と梯子と一斗缶。ずーっとそこにある感じがいい。てきとうな感じ。

 

 子供が大人に書かされた習字。明るい町。笑顔。ソフトな共産主義。こういうの見るの好き。

 

 羽豆神社というものがある。

 

 看板によると、ロマン街道を通り展望台があるそうだ。行ってみる。

 

 いろいろとロマンある道。

 

潮騒響く森から突然あらわれた展望台。ぬっとした巨大さにゾクっとした。

登るぞおお!と気合いいれる。

 

展望台上からは師崎港が一望できる。潮風も心地良い。トンビが頭上で鳴いている。

日が暮れてきて灯りのともりだした港が愛しい。フェリーが帰ってくる所が見えた。

 お腹も減ってきたので民宿に帰る。

民宿の夜

 

 宿泊した所の1階は食堂になっていたので、そこで刺身定食(1100円)とビールを注文して晩ご飯。

常連の漁師さん、店主、おかみさんがいつも通りと思われる

気のおけないやりとりを聞きながらいただく。

時々うるさくてゴメンなと店主が言ってくれる。全然気にしてないです。

むしろ遠慮なくドンドンして欲しい。店内に流れる演歌と漁師の会話聞きながら魚食べられるなんて、まず無いでしょ。貴重な宿です。

 この状態で2杯目は日本酒。常温のワンカップがまた旨い。しらすごはんをつまみに飲む。(これ書きながら飲みたくなってきた)

ご飯もおいしくて、すっかりいい気分。

近所のコンビニに散歩して部屋で飲みなおす(コンビニがすごく近くにあるのも良かった)

今夜のアンコールのアルコール。ビール、ポテチ、日本酒。

テレビは『YOUは何しにニッポンへ』

 

 

 枕元には仙川環『隔離島フェーズ0』

小説読みつつ寝ようと思ったけど酔ってて気絶するように寝てた。

 

知多半島の夜はこうして更けていきました。

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